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2019年 カニの概況

2019年06月17日(月)
お知らせ

2018年はカニの漁獲量自体は変わりありませんでしたが、
北米、アジア(中国、韓国)の需要増大で日本への搬入は減少し、価格も上昇しました。
2019年も依然カニの消費は好調な予測で日本への搬入は増える状況にはありません。
価格も依然強含みで推移する見込みです。

 

 

ズワイ
●アラスカ
枠は増えたものの小型が多く日本への搬入は限定的。
当初は安く始まったものの北米の需要が旺盛で特に大型は高値になっている。

 

●カナダ
ガルフ地区は枠は増加予測、ニューファンドランドは減少予測。
北米の需要が旺盛なため北米中心の生産で価格は強含みで推移しそう。
むき身用原料、かにしゃぶ用原料もこの産地になるが昨年国内で一部の部位が販売不振で部位ごとの
価格の見直しが必要なため日本からの買い付けは流動的で小型についてはやや弱含み。

 

●ロシア
漁獲枠自体は増えたものの、韓国、中国の活かに需要が旺盛で、
主に日本に向けられる冷凍品については昨年と同等もしくは減少気味。
価格は世界的に需要が旺盛で、また枠の発給見直しもあり上昇気味で推移しそう。
特に大型といわれる1肩300g以上のサイズはロシア以外では供給が少ないため、過去最高値になる予想。

 

タラバ
ロシア、アラスカとも2018年は年内に消化され、越年は限定的になった。
価格も年明けから上昇して現状かなり高い価格で推移している。
アラスカについて2019年は禁漁になる可能性があり、そうなると供給はロシアのみなる。
また中国を中心に活タラバの需要が旺盛で冷凍は昨年同様限定的なる。
価格についてはアラスカ次第であるがかなりの高値が予想される。