2021年 カニの概況
- 2021年03月25日(木)
- お知らせ
ズワイガニ
2020年、新型コロナの影響で業務関係での需要が大幅減少しましたが、
「巣ごもり消費」もあり量販店・通販など物販系は好調に推移しました。
日本国内への搬入は、アメリカ市場の好調などを理由に、下記のように減少しており、
国内の在庫はほぼ払拭状態になっています。
日本国内へのズワイガニ搬入量(2020年)
国名 | 搬入量 | 昨対比 |
---|---|---|
ロシア | 7,694 | 67.4% |
アラスカ(米国) | 3,483 | 82.3% |
カナダ | 1,516 | 64.6% |
価格においては、昨夏からの上昇傾向が本年も続くと考えられます。
2月時点、アメリカの在庫水準も低いことから、
依然として買いの意欲は衰えそうにない為、
国内搬入量は昨年と同等または減少が予想されます。
タラバガニ
ズワイガニ同様、昨秋よりアメリカ市場の買いが旺盛なことから、
価格が大幅に上昇しています。
日本国内への搬入においては、2017年の大幅減少から、
高値が続いていることもあり漸減傾向にあります。
サイズは大型化しており、トレイパック用のL・Mサイズが全体の10%強の品薄状態にあります。
高値の反面、消費傾向はズワイガニと同じく好調に推移していることから、
在庫が不足している現状。
今秋以降の搬入待ちの状態とされます。