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2025年2月 カニの概況

2025年02月19日(水)
お知らせ

概況

  • ズワイガニ

極東地域のカニは中国向けの活カニの生産にシフトしているため、冷凍での生産は限定的になっている。25年もこの傾向は変わらず、冷凍生産は昨年推定4,000tから減少する見込み。価格については昨年夏場にkgあたり20ドル以上に上昇したが、日本国内での販売が思わしくなかったため修正はされそう。ただ米国内のズワイの相場が大幅に上昇しており、昨年スタートが12ドル台が現時点で19ドル近くまで上昇し、さらに大型サイズのバルダイは数が少ないとはいえ28ドル以上になっているため、修正幅は少なそう。北極海のカニはロシアのウクライナ侵攻以降東アジア限定での販売になったため、大量に搬入され価格も下落したが、24年内でほぼ在庫も払拭され、価格は修正されつつある。昨年は16ドル~17ドルくらいであったが、販売が東アジアにほぼ限定されるため今年もそう変わらず成約される見込み。ノルウェーは米国内の市況が良いことから基本米国向けで、日本に入ってきても昨年よりも大幅に価格は上昇しそう。

  • タラバガニ

極東地域のカニは中国向けの活カニの生産にシフトしているため冷凍での生産は限定的になっている。1,000t未満の可能性が高く大幅に上昇しそう。北極海は昨年までは22年、23年の越年在庫も多く価格は低迷したが、24年後半に生産されたものはかなり高値でオファーが来ている模様。国内で年末の販売がどの程度であったかで状況はかなり変わってくる見込み。

通関統計2020-2024

ニュースソース:日刊シーフーズニュース